【コラム】4-4-2と本田圭祐

「4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する」/杉山茂樹(光文社新書)


という書籍がある。
僕は2009年6月にこの本を読んだのだが、出版自体は2008年3月。

結果を知った上で株の買い方を伝授している詐欺的ノウハウ本と似たところは確かにあって、試合結果を見た上で、その布陣の功罪を説いている。

とはいえ、うなづける部分もある。


この時点で、すなわち2008年3月の時点で。著者である杉山氏は、はっきりと、明確にこう書いている。

「選手の体力は90分もたない。その前提で戦術を考えねばならない。」と。


親善試合である日本×オランダ戦が行われたのが2009年5月。


現日本代表監督はそのとき気づいたかのように、「90分動ける体力をつける必要がある」などとのたまっている。
Jリーグが発足してからもう18年も経ってるのに・・


90分動き続けることができない、などということは、杉山氏の言を借りるまでもなく、サッカーの歴史が証明していること。
ガットゥーゾやクリシーなど、稀なケースはあるにせよ、チームを「11人からなるひとつの有機体」と考えれば、この定説はまったく正しいと思う。


「だから、格下のチームである日本代表は、相手チームごとに、対応するフォーメーション(=工夫)が必要なのだ」


と、杉山氏は説いている。



布陣だけで何もかも決まるとは思わないが、一理ある。

逆に、机上のフォーメーションにはあまり意味がない、とも言える。
トルシエの3-5-2は、相手によっては8-2だった。


そして、日本代表がグループリーグで戦う相手国がどこなのかも、もう分かっている。


要点としては・・

(1)体力は90分続かない
(2)相手ありきの布陣(工夫)が必要
(3)相手より点(勝ち点)を取ること


えっ



いつ本田圭祐が出てくるのかって・・?




すいません・・前フリが長すぎたので例によって二回に分けます・・

コメント
はじめまして。
まだ前半なのでしょうが、的確なコラムと思いました。
サッカー協会はじめどうもトルシエコンプレックスがあるようなので正しく振り返られていないと感じるのですが、仰るように代表監督として最も的確に相手国を分析し、それに合わせたフォーメーションを敷いていたのはトルシエだと思います。心ないファンは「時代遅れの3-5-2にしがみついた」としか語れないので悲しいものですが…。

オシムはより有機的に動くサッカーを築こうとしていましたが、志半ばで終わってしまいとても残念です。今の代表サッカーは日本人体制でありながらトルシエ・オシムより遥かに日本人の良さを引き出せていないというか…残念でなりません。関係者には私情を挟まず正しく過去を分析してほしいものです。

続きの方、大変楽しみにしております。

  • RK
  • 2010/04/02 1:41 PM
RKさん
コメントどうもありがとうございます。
当時のことを振り返ると、やはり、DVD一枚出してそれではいおしまい的に風呂敷をたたんだ協会に呆れました。
私も体調さえ整うならば、オシムさんに戻ってきてもらいたいと願っております。

こういったコメントに支えられて続きを書こうという気になれます。
どうもありがとうございます。
  • fkm
  • 2010/04/02 9:43 PM
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